? 脳科学最新ニュース/「脳のニュース」 2012年10月19日

最新の脳科学情報はトップページからご覧いただけます↑↑↑



脳科学者  澤口俊之氏による脳科 学情報

脳科学最新ニュース一覧

<インコ>リズム感覚の能力発見 言語能力の獲得に関係

毎日新聞 10月19日(水)11時19分配信

セキセイインコが、変化するリズムに合わせて物をつつく能力を持つことを、科学技術振興機構と東京大などのチームが見つけた。こうした動作はヒトやゾウ、オウムなど、ごく限られた動物にしかできない。脳科学の分野では、リズム感覚は言語の習得に不可欠と考えられており、言葉を獲得する仕組みの解明に役立つ成果という。英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。

【動画で見る】セキセイインコがリズムに合わせて物をつつく様子

チームは、「ピッ」という音とともに光る発光ダイオード(LED)を一定の間隔で点滅させ、6回連続でLEDを正確につつけた場合に餌がもらえるようインコ8羽を2カ月半~4カ月半かけて訓練した。

その後、音と光が出る間隔を0.45~1.8秒の6段階で変えて実験すると、数回目にはリズムに合わせることができるようになった。また、多くのインコが、音と光が出る前につつく行動を見せており、点滅間隔を予測して行動していると考えられた。

言語能力の獲得は他者の発声をまねすることと深くかかわっている。人の言葉をまねできるセキセイインコにリズム感覚があることは、言語の獲得とリズム感の関連を示す有力な根拠になるという。同機構の関義正研究員(神経行動学)は「今後、インコがヒトのように音楽に誘われて踊り出さないか試したい」と話す。【斎藤広子】

参照記事

トップへ戻る
inserted by FC2 system inserted by FC2 system