洗濯や掃除などの家事、アルツハイマー予防に効果 米研究チーム
毎日中国経済 4月23日(月)12時53分配信
【新華社=黄敏】 米国の研究チームはこのほど、洗濯、食事作り、掃除などの家事が、高齢者のアルツハイマー病(AD)リスクを引き下げることを確認した。研究結果はこのほど米医学誌「Neurology」に掲載された。
英アルツハイマー病協会の研究部門責任者によると、日常の身体活動は発症の可能性を減らす有効手段の1つで、最高45%の引き下げ効果があるという。食事作り、掃除などの簡単な活動も効果がある。65歳以上の高齢者の3分の1はアルツハイマーで死亡するとされ、家事をすることでその確率を引き下げられるという。
同責任者はまた、正常な体重、禁煙、抗酸化物質を豊富に含む食物や魚の摂取などを提言。ワイン1杯の摂取も有効とした。専門家によると、患者の自己申告によるアンケート調査がままならないため、小型機器による身体活動の観察で結論を出したという。
(翻訳 王秋/編集翻訳 阿部陽子)
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