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脳科学者  澤口俊之氏による脳科 学情報

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アインシュタインらの特殊脳 「人間関係は苦手」と脳科学者

NEWS ポストセブン 5月21日(月)16時5分配信

“偉人”といわれる人の脳は凡人と違うのか。フジテレビ系バラエティー番組『ホンマでっか!?TV』でもお馴染みの脳科学者・澤口俊之氏が、偉人の脳について解説する。以下は澤口氏の解説だ。

 * * *  20世紀最大の物理学者・アインシュタインの脳を調べた結果、彼の脳には確かに独特な点があることがわかりました。しかし、それだけでは彼の偉業が脳に起因するのか、環境や運によるものなのかわかりません。

 そこで科学者は、多数の人の脳のデータを収集・研究し、アインシュタインの脳と同様の特徴を持つ人物にどのような才能があるかを調べ、何らかの共通性を見い出そうとします。それができて初めて、「独特な才能は独特な脳と結び付いている」ということが推測できるのです。

 そうしてわかってきた、独特な才能を専門用語で「特殊才能」といい、その才能と結び付いた脳を「特殊脳」といいます。ひと言で特殊脳といっても、いろいろな脳があります。今回は、身近な例として、「傑出した理系人間」を取り上げてみましょう。

 傑出した理系人間を専門的には「システマイザー」といいます。このタイプの人は、数学などの論理的な思考と解析は非常に優れていますが、人間関係などの社会性は苦手か希薄です。また、細かいことにこだわるという特徴も持っています。人気TVドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)で福山雅治が演じた主人公・湯川学をイメージしていただければわかりやすいと思います。

『ガリレオ』の劇場版『容疑者Xの献身』に登場する堤真一が演じた天才的数学者・石神哲哉も典型的なシステマイザーです。

 システマイザーは、代表的な特殊脳の持ち主で、数学や論理的思考にかかわる脳領域が発達しているか独特な特徴を持ちますが、社会関係にかかわる脳領域がさほど発達していません。前述した、アインシュタインの脳もシステマイザー脳に属しています。システマイザー脳の持ち主は、環境が適切なら、数学者や理系科学者、あるいはIT関係者になることが多いようです。また、システマイザー脳の特徴の出方にも濃淡があるので、普通の職業を選ぶ場合もありますが、それで営業関係やサービス業に就いてしまうとかなりつらいはずです。

 つまり、特殊脳・特殊才能を持って生まれたとしても、偉人になるかどうかは生育環境や運、さらには時代状況に関係してしまうのです。かの坂本龍馬は、その伝記やいくつかのエピソードからある種の特殊脳をもっていたと推測できますが、現代に生まれたらどのような人物になっていたのかはわかりません。

※女性セブン2012年5月31日号

参照記事

     → http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120521-00000021-pseven-soci



    頭の回転速める短時間睡眠…寿命が縮むだけ

    NEWS ポストセブン 5月21日(月)16時5分配信

    ★こんなにある!間違いだらけの健康法

     最後に、ゲームの流行を機に広まった脳力アップ法について。それらのほとんどに根拠がない、と脳科学者の澤口俊之氏は一蹴する。

    ■短時間睡眠で頭の回転が速くなる

     ⇒ 実は頭にも体にも負担がかかって寿命が縮む!

     「適切な睡眠時間には個人差がありますから、短い睡眠で足りない人にとっては害でしかない。このように、一時期だけ流行って消えていく“トンデモ脳科学”はたくさんあります」

    ■脳力UPサプリで頭に栄養補給

     ⇒ 心臓への負担や統合失調症を招く恐れすらある!

     「サプリには、例えば血流を上げるものや、脳内ホルモンをいじるものがありますが、前者は心臓に負担がかかる。後者はドーパミンの分泌量を増やすことで思考力や集中力は上がりますが、外からの物質に頼ると自分で分泌する力が衰えます。これは、大げさに言えば覚せい剤の仕組みと同じ。依存してしまうと、統合失調症を招く恐れもあります」

    ■幼いうちに英才教育を施せ

     ⇒ 脳の成長がゆがみ、ADHDを発症するかも

     「世の英才教育のほとんどが、論文で証明されていないものばかり。例えば、我が子を卓球選手にしようと、幼いうちにそればかり叩き込んでも、脳がいびつに成長する可能性が高まり、後天的な注意欠陥・多動性障害になる危険性があります。偏った教育を施しても、特定の“スキル”が身につくだけで地頭はよくならない。それしかできない子になってしまいます」

     【心得】世の中で流行している脳力UP法はどれも科学者からすれば眉唾物

     ■澤口俊之氏 人間性脳科学研究所所長。武蔵野学院大学教授。高次脳機能、脳育成学を中心に研究している。著書に『「やる気脳」を育てる』(小学館)ほか多数

    参照記事

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