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脳科学者  澤口俊之氏による脳科 学情報

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アルツハイマー病などの治療に役立つ可能性も

テレビ朝日系(ANN) 6月8日(金)7時18分配信

東京都の研究機関が脳に記憶を長い間とどめる仕組みを解明し、アメリカの科学誌に研究の成果を発表しました。アルツハイマー病などの治療に役立つ可能性があります。

 都の医学総合研究所によりますと、これまで神経細胞に情報を伝える「学習スイッチ」と考えられてきたマグネシウムイオンが、記憶を長い間とどめる役割を果たしていたことが分かりました。実験でも、マグネシウムイオンを持たないハエは記憶が長くとどまりませんでした。この研究の担当者は、「アルツハイマー病の患者は脳内のマグネシウムイオンが減るので、濃度を増やすなどすれば記憶力の改善が望まれる」と説明しています。

最終更新:6月8日(金)12時54分

参照記事

     → http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20120608-00000006-ann-soci



    マグネシウムイオン、長期記憶に重要

    TBS系(JNN) 6月8日(金)13時20分配信

    東京都の研究機関が、脳の中のマグネシウムイオンが長期間にわたって記憶をとどめるうえで重要な役割を果たしていることを突き止めたと発表しました。アルツハイマー病などの治療に役立つと期待されています。

     東京都医学総合研究所では、脳の中のマグネシウムイオンが記憶に与える影響を調べるため、ショウジョウバエを使った実験を行ってきました。実験ではまず、特定のにおいをかがせながら電気ショックを繰り返し与えて、そのにおいが危険と学習させます。脳の中のマグネシウムイオンの量が正常なハエの場合、時間がたっても学習したことを記憶していて、左右から異なるにおいを発するガラス管の中心で放すと、危険と学習した左のにおいを避け右へと一斉に移動します。しかし、脳内からマグネシウムイオンをなくしたハエの場合、短期的には危険なにおいを学習するものの、時間がたつと学習したことを覚えていませんでした。

     これらの実験から、研究所では記憶を長い間とどめるのにマグネシウムイオンが必要であることがわかったとしています。

     「アルツハイマー病の患者さんや老化した人の脳ではマグネシウムイオン自体が非常に少なくなっている。今回我々がつくり出したマグネシウムイオンの抑制がかからないショウジョウバエの脳とアルツハイマー病の患者さんの脳は同じようなことが起きている可能性がある」(東京都医学総合研究所 宮下知之主任研究員)

     今回の発見はアルツハイマー病や老化による記憶力の低下などの治療に役立つと期待されています。(08日10:53)

    最終更新:6月9日(土)1時55分

    参照記事

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