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脳科学者  澤口俊之氏による脳科 学情報

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<手の動き>神経回路は2系統 機能回復に役立つ可能性

毎日新聞 6月18日(月)12時57分配信

人間などの霊長類が器用に手を動かせるのは、大脳から筋肉に直接送られる指令だけでなく、脊髄(せきずい)にある別の神経回路の働きが欠かせないことを、文部科学省の脳科学研究班(ディレクター・中西重忠大阪バイオサイエンス研究所長)が実験で見つけた。脊髄損傷者の機能回復に役立つ可能性がある成果で、17日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

 この回路はネコやネズミなどでは脚の動きを制御している。霊長類では進化の途中で役目を終えたと考えられていた。

 研究班は、狙った神経回路だけに遺伝子を入れる技術を考案。サルの脊髄にあるこの回路に特定の遺伝子を入れ、回路で情報を伝達する物質を減らしたところ、手で餌をつかめなくなった。進化の過程で役割を終えたはずの回路が、霊長類でも手の器用な動きに不可欠であることを確かめた。研究班の伊佐正・生理学研究所(愛知県岡崎市)教授は「次は、この回路を活性化させるような物質を探したい」と話す。【野田武】

参照記事

     → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120618-00000041-mai-soci



    神経回路特定、操作可能に=霊長類の脳で―遺伝子治療へ応用期待・生理学研など

    時事通信 6月18日(月)2時2分配信

    生理学研究所(愛知県岡崎市)などの研究チームは、神経回路が複雑に入り組んだ霊長類の脳で、特定の回路だけに遺伝子を外から入れて調べる方法を開発した。論文は17日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。

     ヒトなど高度に発達した霊長類の脳はマウスなどと違い、特定の回路だけの働きを止めるなどして機能を調べるのは難しかった。成果は、脳機能の解明や、神経疾患などの遺伝子治療法開発につながると期待される。  生理学研の伊佐正教授らは、神経回路の下流から上流の神経細胞にさかのぼる性質を持つ、遺伝子の運び屋ウイルス(ベクター)を開発。上流にとどまるベクターと併用し、2種類のベクターが集まった回路だけで遺伝子が働くようにした。

     進化した霊長類では脳からの直接指令ルートが発達したため、役割が不明だった脊髄を通じた筋肉への指令ルート(間接経路)の働きを、この2種類のベクターで調べた。

     ニホンザルに2種類のベクターを使って、指を動かす間接経路の神経伝達のみを止めたところ、ものをつまむような細かい動きができなくなり、間接経路が重要な役割を果たしていることが分かった。

     研究チームには、生理学研のほか、福島県立医大、京都大の研究者が参加している。 

    参照記事

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