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脳科学者  澤口俊之氏による脳科 学情報

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脊髄の“間接回路”の役割を解明

ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 6月19日(火)15時42分配信

ヒトなどの霊長類が手指を器用に動かせるのは、大脳からの指令が筋肉に直接送られる神経回路のほかに、脊髄にあるもう1つ別の“間接回路”によることを、自然科学研究機構・生理学研究所、福島県立医科大学、京都大学の共同研究チームが発見した。同チームが開発した新しい遺伝子導入法によるもので、脊髄損傷患者の機能回復にも役立つ可能性があるという。17日付けの英科学誌「Nature」オンライン版に発表した。

 霊長類は、大脳皮質の運動野が、筋肉を動かす運動神経細胞に直接つながり、手を巧みに動かす能力を身につけたことで進化したと考えられる。一方、ネコやネズミといった手先の不器用な動物では、脊髄の神経細胞を介して間接的にしか運動神経細胞につながっていない。この“間接回路”は霊長類にも残っているが、これまで何の働きをするのか分からず、進化の過程で役目を終えたとも考えられていた。

 研究チームは、2種類の遺伝子を組み込んで特定の神経回路の神経伝達を止める方法(二重遺伝子導入法)を開発した。これを使ってサルの“間接回路”の働きを抑制したところ、サルは筒の中のえさをうまく手指でつまめなくなったという。

 生理学研究所・認知行動発達研究部門の伊佐正教授によると、「二重遺伝子導入法」はヒトの神経回路への遺伝子導入も可能で、脳神経疾患の遺伝子治療の開発にもつながる新技術だ。今回の実験によって、脊髄は単なる神経反射の経路ではなく、精緻な運動を制御する高度な役割を担っていることが見つかり「教科書の常識を覆す成果だ」と伊佐教授は話している。

 研究成果は文部科学省の脳科学研究戦略プログラムによって得られた。

※この記事はサイエンスポータルで配信された記事の転載です。

National Geographic News

参照記事

     → http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120619-00000001-natiogeo-int



    育児放棄、子どもの脳成長に影響も

    TBS系(JNN) 6月19日(火)13時30分配信

    生後まもなく隔離されたラットは、脳の神経の情報伝達に異常が起きることがわかったと、横浜市立大学の研究チームが発表しました。研究チームは人間の子どもについても育児放棄が同様の影響を与える可能性があるとしています。

     横浜市大の研究チームによりますと、生後間もないラットを一定の期間、隔離して飼育した結果、記憶や学習に重要な役割を果たすタンパク質が少なくなっていることがわかりました。その結果、痛みに鈍いなどの神経の障害が出たということです。

     研究チームでは育児放棄=いわゆるネグレクトなどの異常な環境が子どもの脳の成長に同じよう悪影響を及ぼす可能性があるとしていて、虐待などがきっかけで起きる精神疾患の治療薬開発につながる成果だとしています。(19日11:04)

    参照記事

       → http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120619-00000041-jnn-soci



      就職できぬ学生 「地頭磨くこと怠っていた」と脳科学者指摘

      NEWS ポストセブン 6月19日(火)7時5分配信

      超就職氷河期が若者を襲っているといわれて久しい昨今。『ホンマでっか!?TV』でもお馴染みの脳科学者・澤口俊之氏が就活と脳の関係について解説する。

       * * *  最近の若者を見ていると、「甘すぎる」と思うことがしばしばあります。こんないい方をすると「そんなことはない。ぼくは何十社も受けている」「2年続けて頑張って就活している」などの反論が返ってくるのでしょう。が、私がここでいちばん問題にしたいのは、就職する前に皆が長い期間かけて行ってきたはずの「学業」についてです。

      「現代日本になぜ義務教育があるのか?」「専門学校や短大、大学がなぜあるのか?」

       この答えは、社会的・国家的には「人材の育成」のためですが、個々人の観点からみれば、現代日本でリソースを得て結婚し、子育てをするという知識+経験と、能力を育成するためです。

       高校や大学の卒業時点までには就職できる能力を充分に培うべきですし、国もそうした教育をしています。また、保護者の多くのかたがたもそう認識しているはずです。

       つまり、こと日本において高等教育を全うした者であれば、就職に必要な知識は皆、それなりに得ているはずなのです。ところが現実は、就職に成功する若者とそうではない若者がいます。その違いはどこから来るのでしょうか?

       理論的には仮説化できる問題なので、私自身で少々調べたことがあります。その結果わかったことは、「地頭(専門的にはワーキングメモリや実行機能)」の良し悪しが根本要因でした。いうまでもなく地頭とは、専門的知識以前の、社会にうまく順応していく能力のこと。

       就職ができないとか、仕事やリソースが不本意だとか嘆いている若者は、就職するまでにその地頭を磨くことを怠っていたと考えられます。

       幸いなことに地頭は20代前半まではまだ向上可能です。その具体的な方法の最も基本になるのは、運動です。週に1~2時間、ランニングやダンスなど激しめの有酸素運動をしてください。

      ※女性セブン2012年6月28日号

      参照記事

         → http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120619-00000003-pseven-soci



        母から隔離は脳に影響か、横浜市大がラット実験 育児放棄解明へ/神奈川

        NEWS ポストセブン 6月19日(火)7時5分配信

        育児放棄(ネグレクト)が脳にどのような影響を与えるかを調べている横浜市立大学の高橋琢哉教授(生理学)のグループが、ラットを使って行った実験で、発育初期に母親から隔離されたラットは、環境に対する脳の適応力が低下することを発見、19日付の米医学誌に発表した。

         ネグレクトで母親に放置され社会と隔絶した状態を経験すると、精神疾患を発症する例がある。発症のメカニズムは解明されておらず、新規治療薬の開発が課題となっている。

         研究は、文部科学省の「脳科学研究戦略推進プログラム」事業などの一環で、同省は「研究の成果が精神疾患治療に向けた薬の開発につながると判断している」と話している。

         実験では、オスのラットを人間の幼少期にあたる生後4~7日目または7~11日目にかけて毎日6時間1匹だけで飼育し、14日目に脳を調べた。

         通常は生後12日目から14日目にかけて、記憶や学習に作用するタンパク質が神経細胞の表面に出現し、神経に伝わった情報を別の神経に伝える現象が起こる。しかし隔離したラットはストレスにより、タンパク質が少なくなっていたという。

         高橋教授は、人でもラットと同じような異常が起きている可能性があるとして、今回の成果をメカニズムの解明につなげ、劣悪な環境が起こす精神疾患の治療に今回の実験結果を生かしたいと話している。

        参照記事

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