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脳科学者  澤口俊之氏による脳科 学情報

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腹側被蓋野

腹側被蓋野(ふくそくひがいや、ventral tegmental area, ventral tegmentum、VTA)は哺乳類の脳における中脳の一領域であり、その名の通り被蓋の腹側部に位置する。黒質や赤核に近接している。A10細胞集団と呼ばれる、ドーパミン作動性ニューロンが多く存在し、中脳辺縁投射、中脳皮質投射を形成している。これらのニューロンの活動は報酬予測に関わっていると考えられている。

腹側被蓋野は報酬系の一部と考えられている。快の感覚を生むような活動は腹側被蓋野を活性化する。また、コカインなどの覚醒剤はこの領域に直接的に作用する。そのため、嗜癖行動の神経学的なメカニズムに関っていると考えられている。

また、腹側被蓋野は恐怖条件付けなどに関与しており、様々な情動防御本能に関わっていると考えられる。

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