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脳科学者  澤口俊之氏による脳科 学情報

「科学的には“反抗期”というものは存在しない」と脳科学者

NEWS ポストセブン 10月2日(日)7時5分配信

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私たち脳科学者は特殊な場合を除き、子供の「反抗期」をほとんど問題にしていません。なぜなら、反抗期は遺伝的・進化的な問題ではなく、育て方や環境の問題だからです。

いわゆる第一次反抗期(幼児期)は、「魔の2才」ともいわれ、お母さんたちの多くが、悩んだり落ち込んだりします。ですが、これは反抗というより成長の過程です。つまり、子供の発達の一過程を「反抗期」という強い言い方で表しているだけで、科学的には反抗期などありません。

脳は成長に伴って段階的に成長していきます。大雑把にいえば、2才ごろまでの乳児期では「乳児脳」、次の発達段階が「幼児脳」です。そして、思春期ごろに「思春期脳」になります。これらの脳は成人の「ミニチュア」ではなく、それぞれ独特な脳なのです。

乳児脳の段階では、自分の脳を自分でうまくコントロールする能力が未発達ですが、幼児脳の段階になると、そのコントロール能力が急速に発達し、同時に他者(の脳)をコントロールする能力も発達し始めます。つまり、自分の考えを通すために、他者を動かそうとするのです。その表れが「反抗的に見える態度」です。この時期が第一次反抗期と呼ばれる、2才ごろなのです。

これまでいいなりだった子供が、いうことをきかなくなったら、正常な脳発達だと喜んでください。

そして重要になるのが、まず、「しつけ」です。幼児は自分の脳のコントロール能力がまだまだ未熟です。ですから、お母さんが「して良いことと悪いこと」のルールを決めて、そのルールを破ったらしっかりと叱ること(体をぐっと押さえこむような身体的な拘束がいいです)が重要です。

また、友人との遊びも大事です。お母さんとの関係だけでは「他者をコントロールする」という能力を充分に発達させることができません。同年齢の友人との遊びを通して基本的な社会関係力を発達させましょう。

※女性セブン2011年10月13日号

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