【40歳から始める老化脳を防ぐ習慣】あなたの脳は大丈夫? 老化脳チェックリスト
1/29(月) 18:00配信
40歳を過ぎた頃からもの忘れが多くなったり、意欲の低下を感じたことはないだろうか? 実はそれ、脳の老化現象かもしれない。
年を取ると記憶があいまいになるだけでなく、意欲の低下やすぐに感情的になる人がいるが、これも脳の老化のひとつ。反対に80代や90代でも新しいことに挑戦して、はつらつと暮らす人も。
脳の老化の40%は生活習慣が関係している。毎日の心がけひとつで、大人の脳もまだまだ元気になれるのだ。今回は老化脳のチェックリストとともにそのメカニズムについて、脳科学者の西剛志さんに教えてもらった。
まずは、あなたの脳の老化が始まっているかどうかをチェック!
◆老化脳チェックリスト
□ もの忘れが多くなった
□ 集中力が続かない
□ ミスが多くなった
□「あれ、それ」と言うことが多くなった
□ 新しいことをするのが面倒
□ 人に会うのがおっくうになった
□ 人に対して無配慮になった
□ 耳が聞こえにくい
□ 睡眠が浅くなった。すぐに目が覚める
□ 身なり(化粧、髪型、衣服)にかまわなくなった
ひとつでも心あたりがあったら、脳の老化が始まっている
いくつになっても成長する機能があった!脳細胞を元気にする方法
◆脳の老化の約40%は生活習慣が関係している
「年をとると記憶が曖昧になるだけでなく、同じ主張を繰り返したり、すぐに感情的になる人がいます。実はこれも脳の老化現象のひとつです」(西さん)
一方で、スーパーエイジャーと呼ばれる、80歳や90歳になっても新しいことに挑戦して、若い人顔負けではつらつと暮らす人たちもいる。この違いはなんなのだろうか?
「もちろん体質や性格など遺伝的な要因もありますが、約40%は後天的なこと、日々の思考や行動の積み重ねが関係していることが、世界中の脳の研究からわかっています。つまり、日々の習慣を変えることで、脳の老化を防ぐことができるのです」
そのポイントは、いかに多くの情報を受けて脳を活性化するか!
「例えば、難聴の人は認知症になる確率が高くなります。それは耳から入る情報が減るからです。年齢を重ねると脳神経はどんどん死滅していく一方というイメージがありますが、実は90歳を過ぎても脳神経の新生が起こることがわかっています。脳を上手に活性化すれば、いつまでも若々しさを保つことができます」
あなたは大丈夫?こんなことが多発したら老化脳かも!?
「脳は通常、30代頃から少しずつ萎縮が始まり、60代中頃にはMRI検査の画面ですぐにわかるくらい、明らかな萎縮が起こっています。そのまま何も対処しなければ、脳は確実に老化していくはずです」
脳の老化で誰でも自覚しやすいのは、記憶力や集中力の低下だと思うが、ほかにも新しいことをするのが面倒になったり、人に会うのがおっくうになったら要注意! マンネリ環境は老化脳を促進させる大きな原因だ。
次回は昨今の脳科学研究でわかったことについて教えてもらう。
【教えてくれたのは】
西剛志さん
脳科学者。2008年に企業や個人のパフォーマンスを上げる会社を設立。著書は『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)など、海外も含めシリーズ32万部突破
構成・原文/山村浩子
△参照記事 https://news.yahoo.co.jp/articles/d9328f52279ab81fac9523577aabcbfdce91ec75