認知症の進行に関係? 異常たんぱく質の撮影に成功
朝日新聞デジタル 9月19日(木)14時35分配信
【西川迅】アルツハイマー病などの認知症患者の脳内に蓄積する異常なたんぱく質の分布を撮影することに放射線医学総合研究所の研究チームが成功した。蓄積の進み具合は症状に関係するとみられ、早期の診断や治療薬の開発に役立つと期待される。19日付の米科学誌ニューロン電子版で発表した。
アルツハイマー病などは、アミロイドベータ(Aβ)やタウという異常なたんぱく質が脳内に蓄積、神経細胞が壊れて症状が出ることが分かっている。タウはこれまで、亡くなった患者の脳でしか見ることができなかった。
研究チームは、数百種類の化合物からタウたんぱく質に結合する薬剤を探し出した。脳にタウがたまるよう操作したマウスに薬剤を注射、陽電子放射断層撮影(PET)で映し出すことで、分布を画像化できた。
参照記事 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130919-00000026-asahi-sci