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脳科学者  澤口俊之氏による脳科 学情報

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「他人とかかわる力低いと会話能力も低くなる」との指摘出る

NEWS ポストセブン 11月8日(火)16時5分配信

もっとうまく話したいのに話が弾まないとか、すぐに話題が途切れてしまって気まずい雰囲気が漂ってしまうなど、会話のことで悩んでいる人は多い。そこで『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でおなじみの脳科学者・澤口俊之氏が会話上手になれる方法を教えてくれた。

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さまざまな役割を持つ「会話」ですが、会話上手になるために、私が科学者としてお勧めする方法は、「考える力をつけること」と「社会関係力(他人とうまくかかわる力)をつけること」です。言語は思考で最もよく使われると前述しましたが、それが音声化されたものが会話です。思考力が弱ければ会話は下手です。また社会関係力が低ければ、会話能力も低くなります。

例えば、英会話がさほどうまくなくても、思考力と社会関係力が高ければ、単語を駆使することで、外国人を相手にうまく会話することができます。

逆に、流暢な英語を話せても、内容が陳腐では意味のある会話になりません。「英語は流暢さではなく、話す中身が重要」という通説はかなり正しいと思います。

その他に、ヒップホップのようなリズミカルな踊りは、会話する際に使う脳領域や脳の働きと似ているところがあるので、ダンスがうまくなると会話がうまくなるということはいえます。また、ピアノ演奏も語彙を増やしたり、言語能力を向上させたりします。これは、ピアノ演奏が思考力と深く関係する脳機能を向上させるからです。

もうひとつ大切なことは、会話をしている際に、その会話に没頭しすぎないことです。話し下手の典型は、相手の状況に気づこうともせずに、自分勝手なことばかり話す人です。自分のいっていることや、相手の反応・表情・言葉を客観的に見ること。これができれば、逆に会話を通して、思考力と社会関係力を鍛えることもできるのです。

※女性セブン2011年11月17日号

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