しっかりかみ老化防ぐ 札幌でシンポ
80歳まで歯20本以上を維持しようと呼び掛ける道の「歯・口腔(こうくう)の健康づくり8020推進週間」が始まった8日、札幌市中央区で「いつまでも口から食べようシンポジウム 脳の老化とその予防」(北海道歯科医師会、読売新聞北海道支社主催)が開かれ、市民ら約650人が参加した。
シンポジウムでは、人間性脳科学研究所の沢口俊之所長が「元気で生き生き生きる~脳の若返りと噛(か)み合わせ」というタイトルで講演。かみ合わせの改善や、食事でかむ回数を増やすことで、脳の機能が向上することを紹介した。
会場では、口の周りの筋肉を鍛え、唾液が出るようにする「健口(けんこう)体操」の実演も行われた。
札幌市白石区、無職林喜美子さん(74)は「元気でいるため、食事でしっかり物をかむようにしたい」と話していた。
(2011年11月9日 読売新聞)
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